「夫の単身赴任でメンタルがやられそう…」
「単身赴任をしている夫が浮気をしないか不安…」
この記事では、夫が単身赴任をしている間、妻がどのようなメンタル負担を感じるのか、また妻が良いメンタルを保つための方法を解説しています。
この記事で解決できる悩み
夫の単身赴任が気になっている方は、続きをお読みください。
夫の単身赴任で妻のメンタルはどうなる？
夫の単身赴任が決まったとき、すでに不安を抱える方や「頑張ろう！」と意気込む方など、当初の気持ちはさまざまです。
しかし実際に単身赴任が始まると、予想していなかった気持ちが生じることがあります。
ここでは夫の単身赴任によって、妻のメンタルにどのような変化・影響があるのか紹介します。
孤独を感じる
夫が単身赴任になると、急激に孤独を感じたり、ふとしたときに孤独におそわれたりすることが予想されます。
子どもがいる場合もそうでない場合も、これまで毎日同じ家で生活を共有していた相手が不在になると多かれ少なかれ寂しさを感じるでしょう。
たとえば子どもが寝静まった深夜、単身赴任前は夫婦の時間だったはずが、シーンと静まり返ったリビングで突然孤独を感じることがあります。
いつも一緒に過ごしていた休日に、夫がいないことで何をしていいのかわからなくなるケースもあるでしょう。
子どもが巣立った際にも言えることですが、一緒に生活を送っていた人が『家』という安心・やすらぎの空間からいなくなると、孤独を感じる方が多いようです。
ワンオペに疲労する
子どもがいる家庭では、突然のワンオペに疲弊してしまい、最悪の場合にはうつ病を発症してしまうことも。
夫が単身赴任以前は育児や家事に協力的だった場合、なおさらきついと感じることでしょう。
料理している最中に子どもを見てくれる夫がいない
反抗期の子どもを叱ってくれる夫がいない
子どもの相談をすぐに共有できない
こういったことの積み重ねで知らず知らずのうちに精神が崩壊してしまう可能性があります。
漠然とした不安
夫が単身赴任で不在になると、突然漠然とした不安におそわれるケースも。
浮気の心配
夫が単身赴任になることで、浮気を心配する妻もいるようです。
単身赴任になる以前は、仕事が終われば家に帰ってくるのが当たり前、休日の予定も把握しやすい環境だったはず。
また妻自身が寂しさを感じているように、夫も慣れない生活に寂しさを感じているならば、近くにいる女性に甘えてしまうのでは？といった不安もあるでしょう。
夫不在を心地よく感じる
これまでに紹介してきたメンタルとは違った角度で、夫の不在を心地よいと感じてしまうケースもあるようです。
一緒に生活しているときに、夫が家事や育児に非協力だったり、妻の行動に制限をかけたりしていた場合、妻はむしろ夫が単身赴任になったことで生活しやすいと感じることも。
夫が不在であれば、食事は手抜きでき、洗濯の回数も減ります。
単身赴任で妻がメンタル的にキツイと感じる理由
夫が単身赴任になると、メンタルがキツイと感じる妻が多い理由は何故なのでしょうか？
ここでは夫が単身赴任になったことでメンタルに不調が現れる理由を説明します。
妻が夫の単身赴任でメンタルがキツイと感じる理由はおおまかに3つ。
まず、これまで居て当たり前だった夫のいない生活に順応するのに時間がかかるから。
夫の役割も自分でこなさなければならなかったり、生活リズムが変わったり、慣れるまでに不安や苛立ちを感じ、精神的に参ってしまうことがあります。
夫がいないということは、子どもたちや家を自分が守っていかなければ…という責任感や使命感も感じるでしょう。
とくに家を守るために表立った行動はしなくとも、プレッシャーに耐えられなくなってしまう妻もいます。
また年頃であれば、母親と一対一の関係性に不満を抱え反抗期を迎えることも。
そういった子どもとの向き合い方や変わっていく生活に精神的なダメージを感じてしまうのです。
なぜ妻は、単身赴任中に浮気が心配になるのか
夫が単身赴任になると浮気を心配する妻が多いと言われています。
理由は明確で大きく分けて3つ。
離れて生活を送り始めると、どうしても夫の行動が見えづらくなります。
就業後の行動や生活スタイルがわからなくなり、連絡がつかなかったり疲れてそっけない態度を取られたりすると浮気の心配をしてしまうのです。
どうしても一緒に住んでいるときよりも会話が減ってしまうことで、夫の気持ちが離れたように感じてしまうことも原因です。
カクテルパーティーという心理効果があります。
カクテルパーティー効果とは、カクテルパーティーのような騒がしい場所であっても自分の名前や興味関心がある話題は自然と耳に入ってくるという心理効果です。
引用：一般社団法人日本経営心理協会
夫が単身赴任になることで、これまでは気にかけていなかった単身赴任あるあるや単身赴任情報を自然にキャッチしやすくなる心理状態になります。
そうすると「単身赴任先で夫が不倫をしていた」などのマイナスな情報も入ってきやすくなり、自分の夫は大丈夫か？と必要以上に考え込んでしまうことがあるようです。
以上の3点が理由で単身赴任をする夫を持つ妻は浮気を過剰に心配してしまうことがあります。
単身赴任中でも妻がメンタルを保つ方法
ここまで単身赴任の夫を持つ妻のメンタルについて紹介してきました。
続いて、メンタルを保つためにできる行動や方法を紹介します。
趣味を見つける
夫が不在になってできた空き時間を利用して趣味を見つけましょう。
人は暇な時間や深夜には余計なことを考えがちです。
スポーツや料理、映画鑑賞など、新たな趣味を見つけて、時間を持て余さないようにしてみましょう。
資格等の勉強
単身赴任が始まり、夜の静まり返ったリビングで孤独や寂しさを感じるという女性は、資格の勉強を始めてみてはいかがでしょうか。
子どもが寝たあとや、自分の仕事が終わり一通りの家事が終わったあと、不安におそわれたり、寂しさを感じたりする妻は多いようです。
また資格を取得しておくことで、全国どこへ異動したとしても職に就ける安心感を得られ、スキルアップやキャリアアップにもつながるでしょう。
資格取得がきっかけとなり、今後夫に転勤辞令が出た際、どこへでも引っ越せる状況に変化する可能性もあります。
仕事を始める
専業主婦でメンタルの管理に悩んでいる場合には、仕事を始めてみるのもよいでしょう。
仕事を始めると同僚や上司とのつながりができたり、仕事への責任感も生まれたりします。
気の合う同僚が見つかれば休日ランチに出かけたり、相談相手になったりする可能性も。
また収入が増えることで精神の安定につながり、メンタルを保つことに有効です。
赴任先に会いに行く
メンタルの不調を感じたり、夫との関係を不安に感じたりしたときには、無理に我慢せず夫の赴任先に会いに行きましょう。
夫と会う場所は家族の暮らす家でなければならないという決まりはありません。
夫自身が多忙を極めていてなかなか帰省できなかったとしても、あなたが会いに行ってしまえばいいのです。
妻自身も夫の顔を見て安心でき、家族の存在を夫にアピールすることで、浮気の心配も軽減されます。
多くの企業では単身赴任をするに当たって、手当てや帰省にかかる交通費が支給されます。
「会いに行くにはお金がかかるから。」と無理をせず、時には妻や子どもが会いに行ってもよいでしょう。
やらないことを作る
ワンオペの忙しさからメンタルが崩れてしまうのはよくある原因です。
精神的・肉体的に疲弊していることを感じたら、一度生活を見直してみましょう。
生活のなかに省略したり手抜きしたりできることが見つかるはずです。
たとえば毎日の掃除機を2日に1回に減らす、無理に自炊にこだわらず惣菜や宅食を利用するなど。
完璧を求めずやらないことを作るだけで、いくらか気持ちが楽になる方もいらっしゃいます。
些細なことでも夫婦で共有する
夫が単身赴任になると、夫婦間のコミュニケーションが不足し、不安に駆られやすくなります。
離れていても密に連絡を取り合い、夫婦で出来事や問題・感情を共有しましょう。
現代ではコミュニケーションツールが非常に発達しています。
スマホが普及する前と異なり、かけ放題やWiFiなども充実しており、通信料や電話料金への不安も軽減しています。
なるべく連絡を取るよう心掛け、気持ちが離れてしまう不安から解放されましょう。
単身赴任中に夫ができる妻のメンタルケア
単身赴任中の妻のメンタルは、妻個人の問題ではなく家族の問題です。
ここでは夫の立場で実践できる妻のメンタルケアを紹介します。
なるべく毎日話す
なるべく毎日電話で話すようにしましょう。
妻の不安は夫とのコミュニケーション不足が関係することが多々あります。
万が一、
「赴任先では毎日帰宅時間が遅く電話をする暇がない」
「深夜に終業する職種で時間が合わない」
という場合には、LINEを活用して音声メッセージを送りあうなども効果的です。
少なくとも「休日は電話しよう」などと決まりを作り、気持ちが離れないように努力することが必要です。
できるだけ帰省する
できるだけ家族の暮らす家に帰省するように心掛けましょう。
いくら毎日電話やテレビ電話で連絡を取っているからと言っても、やはり直接顔を見て触れ合うこととは比べものになりません。
とくにお子さんのいる家庭では、子どもの成長過程を目にしたり、帰省したことで妻や子どもの抱える問題が判明したりすることもあります。
できる限り帰省して家族で時間を共有しましょう。
興味関心があると示す
妻や家族に興味や関心があることを示してください。
家族だから言わなくてもわかるという考えは怠慢です。
いつも妻からの報告を受け身で待つのではなく、
「今日はなにをしたの？」
「心配事はない？」
と自分から積極的に関わろうという姿勢を見せてください。
便利グッズの導入
妻の疲労を感じることがあれば、便利グッズの導入も検討しましょう。
妻は初めてのワンオペで、本人も気付かぬうちに心身が疲弊している可能性があります。
家事が大変そうだと感じたら、食洗器や乾燥機の導入を提案してあげてください。
忙しい現代人が便利な家電や家具を導入するのは手抜きではありません。
大いに活用して妻の負担を少しでも軽減させてあげましょう。
単身赴任中の妻のメンタルケア！まとめ
単身赴任中、妻のメンタルにはさまざまな変化が起こります。
その背景には慣れない生活への不安や子育ての不安、プレッシャーなどがあります。
離れた場所で生活する夫の浮気を心配して過労してしまうケースもあるでしょう。
妻がメンタルを保つためにできることは6つ。
- 趣味を見つける
- 資格等の勉強
- 仕事を始める
- 赴任先に会いに行く
- やらないことを作る
- 些細なことでも夫婦で共有する
また夫のサポートも重要になります。
- なるべく毎日話す
- できるだけ帰省する
- 興味関心があると示す
- 便利グッズの導入
上記のことを実践して、単身赴任中も家族が平和に過ごせるよう努めましょう。
家族のためにお金を稼ぐことはとても重要です。
しかし単身赴任がきっかけで妻が壊れてしまったり、家庭が不穏になってしまったりしては元も子もありません。
家族で問題を乗り越え、一層絆が深まるきっかけになると幸いです。
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