「あれ、どこにいった?」「ほら、目の前にあるでしょ」といったやり取りを夫婦やカップルでした事はないでしょうか?
男性が探しているものは簡単には見つからないが、女性はすぐに目的のものを見つける事ができるため、男性のそんな行為にしばしば苛立ちを覚えるようです。
こんな事が起こるのは、男性が不真面目に探し物をしているからでも、ふざけているからでもありません。
その原因は、男性と女性の脳のつくりの違いにあります。
男女の脳の違いを知っておく事で、恋愛に対する考え方にも正しく対処でき、浮気を未然に防ぐ事に繋がるでしょう。
ここでは男と女が知っておくべき脳の違いについて説明します。
男性は同時に二つの事ができない
男性がテレビでサッカー中継を見ている時など、女性が話しかけても全然反応しない場合があります。
これはプロ野球中継でもカーレース中継でも同様で、とにかく男性が何かをしているとそれだけにしか集中できないため、女性にそばから話しかけられても全く応える事ができないのです。
女性の場合は一度に色々な事を考える事ができるため、テレビでワイドショーを見ながら夕食の献立を考え、さらに明日の仕事の予定を立てる事もできたりします。
こうした男女の脳のつくりの違いから、女性はテレビばかりに夢中になっている男性に腹を立ててケンカになったりするわけです。
男性はケンカをしても、職場に出勤して仕事に没頭し始めるとそれを忘れてしまいます。
ところが女性は仕事をしてランチを食べ、買い物をして家に帰って来てもずっとケンカの事を覚えています。
そのため彼が帰宅するなり、まるで先ほどまでケンカをしていた人のように、その続きを再開できるのです。
男性と女性のこのギャップこそが、男女関係のズレを引き起こし浮気といったトラブルの原因となるものといえるでしょう。
この問題を解決するには、次のような点を理解する必要があります。
男性は「女性が一度に色々な事を考えられる脳梁を持っている」という事を理解しましょう。
女性は「男性が一度に複数の事を考える事が苦手である」という事を理解してあげましょう。
そうする事でくだらないケンカをなくし、最終的には浮気防止にも繋がるのです。
男性は問題を解決すると満足する
男性と女性の脳の違いは、次のような点にも現れています。
例えば、男性は何か問題が起こると、それを解決する事で満足感を得るといいます。
女性は問題の解決ではなく、問題を誰かに話す事で満足感を得るといわれています。
よく見かけるのが、妻が夫に対し「今日こういうトラブルがあった」という話を延々とするという例です。
妻は話を聞いてほしいだけなのですが、なぜか夫は「どうして○○のような対処法を取らなかったの?」と質問します。
夫側は、妻の抱えている問題に対して解決策を提案しているつもりなのです。
しかし、妻は夫のアドバイスよりも、トラブルに関する話を聞いてほしいだけなのです。
それを理解できない夫は、「自分のアドバイスは駄目なのかな…」とガッカリし、自分の意見が受け入れてもらえなかった事から次第に口を閉ざすようになります。
妻は自分が何を言っても反応してくれない夫に対し、自分には無関心で冷たいと感じるようになり、夫の愛情を疑うようになるのです。
皆さんは、このカップルの考え方や感じ方のズレが理解できたでしょうか?
そうしたズレが積み重なると、後に浮気というトラブルに発展する可能性があるのです。
この場合の対処法としては、まず男性側は女性の話を親身になって聞いてあげる事が重要です。
そこに適切なアドバイスや意見は必要ありません。
女性側は、男性の力を本当に必要としている問題なら「なぜ早く気付いてくれないのだろう」と思うのではなく明確なサインを出しましょう。
男性側が「パートナーに問題が発生したのなら解決してあげたい」と思っても明確な合図がなければ行動できないからです。
男性脳と女性脳の違いがわかると無駄なイライラや不満を改善でき、相手に対する理解を深めて浮気を未然に防ぐ事ができるでしょう。