既婚者の浮気はどこから？
この記事で解決できる悩み
「旦那・妻の行動は浮気なの？」
「浮気を疑われたけど…」
など、夫婦の間で浮気の話が食い違うけど…
- 浮気じゃないと言い張っている
- 浮気だと定義するには？
- 浮気と不倫はちがうの？
など、夫婦の間で浮気の定義があいまいなことに悩んでいる方へ
この記事は、浮気の定義や不倫について一般常識から解説しています。
夫や妻と浮気の認識が違うことで悩んでいる方向けの記事です。
最後まで読んでもらえれば、浮気の定義がわかり、
夫婦の間で浮気に対する認識が再確認できるようになります。
既婚者の浮気はどこから？浮気と不倫の違い
似ているようで、ちょっと違う「浮気」と「不倫」。
あなたは、この二つの意味の違い、知っていますか？
なんとなくは知っているけど、ここでは「浮気」と「不倫」それぞれの意味と、境界線、法律的な違いなどを説明します。
ただし、この記事で説明する「浮気」と「不倫」の違いについては一般的な人が考える見解です。
人によっては、「おいおい違うぞ」と思われることもあるかも知れません。
「浮気」とは、浮ついた心
「浮気」とは、フワフワとした気持ちで、心が定まらず、別の異性に関心を持つ。
または、不特定多数の異性に関心を持つ、その他、肉体関係を持つ事を言いますが、境界線が問題です。
例えば、Ａ子さんにとっての浮気の境界線は、彼が
- 自分以外の女性の髪の毛に触れる
- 手に触れる
- 二人きりでランチする
- 車でドライブする
- 会っていることを秘密にしている
- メールやラインで、頻繁にやり取りしている
一方Ｂ子さんにとっての「浮気」境界線は、
- 二人きりで会うのはＯＫ
- キスはハグも大丈夫
- 秘密の共有もＯＫ
- でも、セックスしたらダメ。
という具合に、各々で浮気の境界線が、全く異なります。
さらに、「浮気」とは、交際中のカップルだけに使用されるのではなく、婚姻関係にある男女にも「浮気」という表現が使用されるなど、定義や解釈がとてもあいまいです。
ただし、民法上では「特定の相手と不貞行為を繰り返す事」とあるため、不貞行為の証拠がない限り、「浮気」で訴える事はできません。
また「婚姻関係」にある男女のみに、適応されるため、交際中のカップル「浮気」については、法律で裁くことは出来ません。
「不倫」とは、婚姻関係にある男女に使用する場合が多い
不倫とは、社会一般的に「正しい道」から外れる行為をした時に使用されます。
境界線や定義があいまいな浮気と違い、不倫は、「肉体関係を持っている」事が大前提となり、そこが浮気と不倫の大きな違いです。
なぜなら、不倫は倫理の道を外れる行為なので、この場合、正式に婚姻関係を結んでいる男女に適応されると解釈する方が多いからです。
そのため、例えば結婚している男性が、配偶者以外の独身女性と肉体関係を持った場合、これは「不倫」です。
さらに、結婚している男性が、結婚している女性と肉体関係を持った場合は、これは「Ｗ不倫」という表現を使用します。
では、結婚している男性が、独身の女性と肉体関係はないものの、親密な関係になった場合は？
これは、「浮気」と表現されることが多い、かもしれませんが、こちらも、各々で捉え方が異なります。
ちなみに、民法上では、浮気同様「配偶者以外の異性と不貞行為に及んだ」という場合のみ、法律で裁く事が出来ます。
夫・妻の浮気はどこから？既婚者の「浮気ライン」
国語辞書によると、「浮気」とは、
- 一つの事に集中できず、心が変わりやすいこと。またその様。
- 異性に心を惹かれやすいこと。またその様。
- 配偶者、婚約者などがありながら、他の異性に気が惹かれ、関係をもつこと。
- 心が浮ついて、思慮に欠けること。またその様。
- 浮かれて陽気になる様。またそうなりやすい気質。
このように、「浮気」には、色々な説明が設けられ、個々の捉え方により、千変万化。
そのため、「浮気」の定義は「これだ！」、ボーダーライン「ここだ！」とは、一概に言えないのです。
夫が考える「男性自身の浮気」
男性が口を揃えて「これは浮気じゃない！」と思うのが、
特定の女性との連絡はOK
友達よりも親密で、妻にも言えない悩みを打ち明けあう事ができるし、やり取りしている事は、もちろん妻には内緒にしている。
これは、国語辞書によるところの、「心が浮つき（妻）に対する思慮が欠けている」に該当する、と思われますが、それでも既婚男性は、「それくらいの浮つきは、堪忍して！」と考えているようです。
これはこの関係が、時間をかけてゆっくりと、肉体関係を含む浮気へと発展するリスクが高いと判断できます。
特に、深刻なのは、「秘密の共有」で、男女の関係を加速的に親密な関係へといざなう要素なので、要注意といえます。
同僚や部下、上司や女友達とのランチや飲み屋OK
最近特に多いですね。
「異性の友達」という関係です。
妻とは全く違う畑の存在で、もちろん肉体関係も恋愛感情もないけど、時々、ランチやディナー、話題の映画も二人きりで観にいくし、おしゃれで雰囲気の良いバーや飲み屋にも行く関係です。
アルコールをどっぷり飲んで酔いつぶれても、「友達」なので、浮気を心配する必要はない！とか思っています。
ただ、ここでも問題になるのが、「異性と二人きり」「アルコール」です。
男女で楽しい時間を長く過ごし、お酒が入ってしまうと、人の感情など瞬く間に変わるものです。
浮気を説明する国語辞書の
「浮かれて陽気になるさま」
「心が変わりやすいこと」
に該当し、雰囲気に後押しされて、ついうっかり「肉体関係」を持たないとも、いえない状況です。
夫が考える「妻の浮気」
男性が回答する妻の浮気ナンバー１は、
ハグやキスなど、体への接触はNG
キスはもちろんの事ですが、髪の毛をなでられたり、頭をポンポンと触らせたり、その他、頬にタッチされたり、ハグなどのスキンシップも、「浮気」とラインを引く傾向にあります。
理由は、体のどの部分であっても、触れる、触れさせるという行為は、男女の壁を1つクリアしたのも同然で、その先にあるのは肉体関係だけだ、と考えるからです。
この答えを1番にしたのは、そこに
「自分だったら特別な好意を抱く女性の体にしか触れない」
という男性心理が隠されているから
- 手をつなぐのはダメ。
- 視線を絡ませるのはダメ。
- 二人きりではＮＧ
「事前報告」があれば多少はOK
男性の中には、妻が2人きりでディナーをしても、メールやLINEのやりとり、2人きりで映画をみても、「友達」ならかまわないという方も少なくありません。
内緒にした目的が、
「夫に変な誤解を与えたくなかったから」
「特別な関係ではないから言うまでもないと思っていた」
といういい訳は通用しません。
「内緒」にする事は、すなわち「やましい気持ちがあったから」と解釈されてしまうようなので、心あたりのある女性はご注意を。
浮気ではないと判断するにも、次のようなルールがあります。
- 必ず夫の了解を事前に得ること。
- 内緒にしてはいけない。
- 深夜零時を過ぎてはいけない。
このルールを破った瞬間に、「危険な浮気の兆候」とみなすので、要注意です。
妻が考える「女性自身の浮気」
特定の男性とのLINE、メールのやりとりはOK
夫同様に、メールやLINEのやりとりは、浮気とは考えない、と反論する女性多数。
どんなに、ラブリーな内容でも、ハートマークつきの絵文字をつかっても、それは、全く浮気ではなくビジネスライクだ！と考えているようです。
特に、相手の押しに弱い女性や、優柔不断で流されやすいタイプなら要注意です。
職場の近くで2人きりのランチはOK
ランチなら、時間も制限されるし、お酒も飲まないし、これは全く浮気じゃない、と考える女性も多数。
ディナーに比べると、特別な感情に流されやすい雰囲気がある、というわけでもないので、まあまあ安心かもしれません。
仕事の悩みを聞いたり、打ち明けあっていたりすると、「秘密の共有」により二人の間に特別な感情が芽生え、いつしか、ランチからディナー、ディナーから雰囲気の良いバー、バーからホテルへとじわじわと発展する可能性も。
特に、何かしら悩みを抱えている人、夫婦でケンカをしている場合は、要注意。
妻が考える「夫の浮気」
ランチＯＫ、ただし二人きりのディナーは浮気認定
昼食なら、異性と二人きりでも許せる。
でも仕事帰りのディナーは絶対にダメ、浮気認定
その理由は、ランチと違い、ディナーは、アルコールを摂取する可能性も高く、さらに酔いの勢いあまって、肉体関係を持ってしまう可能性が極めて高いからです。
また、夫から積極的にアプローチしなくても、女性にその気があって、強引にせまられた場合、男性は、軽く受け入れてしまうのではないか？という不安が要因です。
この状況での「例外」は一切ありませんので、万が一妻以外の異性と二人きりで、ディナーの予定がある場合は、ランチに切り替えるか、もしくは二人きりを三人にするか、または妻を同席させるか、等の方法で回避してください。
特定の女性との連絡は浮気
女性のほとんどが、夫が自分に内緒で特定の女性とメールやLINEのやり取りをしている事を浮気と思っています。
自分へのメールやLINEの返信は、遅いもしくは、全くやり取りしないのに、その労力を別の異性に注ぐのは、妻以上に気持ちがあるからではないか、考えるからです。
その上、スマホにロックをかけ、メールやLINEをしている事を秘密にしている、相手の名前を男性名や会社名でごまかしている、という場合は、例外なしに浮気として咎められますので、ご注意を。
体への接触は完全にアウト
男性と違い、女性は夫が自分以外の女性の体に少しでも触れようものなら激怒し、浮気どころの話ではありません。
体への接触＝肉体関係をもった、というところまで妄想を膨らませてしまうので、大変危険。
キスは即アウト
殆どの女性が、キスは論外。
女性にとって、夫にキスできるのは、世界中を探しても妻以外に存在してはいけないものなのです。
それを超える行為は、浮気以外にありません。
さらに、男性優位のキスではなく、女性から積極的にされるキスも同様に「浮気」を認定されます。
なぜなら、キスをされるだけの隙を与えた、もしくは、キスをされても良い状況を作った、キスしてもいいという合図を送った、と判断されるからです。
ちなみに、鼻、耳、目、等のちょっと意外な場所へのキスは、すでに肉体関係あり、と考える女性が多いので、一応ご参考までに覚えてください。
既婚者の浮気はどこから法律違反なの？
ここまで浮気と不倫の違いなどを紹介してきました。
では、既婚者の浮気はどこからが法律的にアウトと判断されるのでしょうか。
さっそく確認していきましょう。
配偶者に不貞行為があった時
そもそも、浮気や不倫という言葉に対する法律は、存在しません。
そのため、未婚のカップルが何度繰り返し浮気をしても、浮気で彼女に悲しい思いをさせても、法律的には、何一つ問題はありません。
ただし、婚姻関係にある既婚者の場合は違います。
それは、民法第770条1項に定められた「離婚の原因」が関係しています。
民法770条は、離婚の原因として、認められる、それにより慰謝料などで浮気した配偶者（有責配偶者）を罰する事が出来ます。
それが、「配偶者に不貞な行為があった時」。
不貞行為とは、いわゆる不倫や浮気のことで、
「配偶者のあるものが、自由な意志にもとづいて、配偶者以外のものと性的関係を結ぶ事」
と定義されています。
つまりは、肉体関係のある浮気や不倫です。
浮気や不倫で「慰謝料」請求は厳しい！
ちなみに、浮気や不倫で、慰謝料請求ができるのは、婚姻関係にある男女のみ。
しかも、民法上では、浮気や不倫という表現ではなく、「不貞行為があった場合」と記載されています。
肉体関係があったという証拠については、携帯やスマホ、LINEのやりとりだけでも不十分。
その場合、肉体関係があったとはっきり分かるようなやり取りでなければいけません。
さらに、ホテルの出入の写真だけでも不十分という場合もありますので、本格的に配偶者の不倫や浮気で、慰謝料請求を考えているなら、浮気や不倫調査のプロに依頼するのが賢明です。
不貞行為があった場合、どんな風に罰せられる？
不貞行為がつまり、浮気や不倫で肉体関係があった場合は、浮気した配偶者に離婚請求できます。
ホテルへの出入り、性交渉があったという証拠、写真、動画など、色々とありますが、これらを入手するのは、素人ではとても難しいので、一般的には、浮気調査の探偵や調査会社に依頼されます。
さらに、浮気した配偶者とその浮気相手には、慰謝料が請求されます。
慰謝料は、浮気した2人で合計されるので、2人に請求したからといって、額が大きくなるわけではありません。
例えば、夫とは離婚しないけど、浮気相手には大きなペナルティを与えたいという場合は、慰謝料の全額を浮気相手に求める事もできます。
浮気した夫とその相手に同じくペナルティを与えたい場合は、半分をそれぞれに請求できるなど方法は色々とあります。
ただし、不貞行為で離婚を申し立てられるのは、浮気された側からの請求のみです。
慰謝料の相場は、残念ながらそれほど多くはありません。
地獄のような辛く悲しい思いをしたのに、それがこんなにちっぽけな額でなかったことにされるのは、ちょっと悔しいですね。
しかし、何もしないでいるよりは、わずかながら相手にダメージを与える事はできます。
ここで一つ注意です。
浮気で離婚を請求できるのは、浮気された側のみ。
この場合のみ、浮気した側から離婚を申し立てる事ができます。
既婚者が浮気と疑われないようにする考え方！浮気の定義を考える
浮気をする人、浮気される人、いずれにせよ悲しい結末が待っている「浮気」は、男女間に大きな亀裂をもたらします。
浮気というのは、心や感情が動く様を指しており、人や男女の考え方などによって、どこからが浮気かが明確ではなく、正解がないと言えます。
その人が持つ性格やタイプにより、線引きが違っており、主に4つのタイプに分類されます。
あなたとあなたの配偶者が「浮気の定義」に関して違う考えを持っている場合、何かのタイミングでケンカをしてしまう原因となりかねません。
ですので、この機会にお互いの考え方を話し合ってみましょう。
①異性と２人きりで会わない
男女が２人きりで会っただけで浮気と判断する人は、相手のことを束縛したいタイプの人間だと言えます。
何事に対しても心配性で、物事をマイナスにしか捉える事が出来ない傾向があります。
確かに、男女が２人きりで会うことは、浮気の原因になる可能性はあります。
しかし、会ったからといってすぐに浮気と考えるのは、少々早とちりです。
それは、仕事の関係で会った可能性もあります。
何か相談事をされた、もしくはしている可能性もあります。
確かに、自分の知らない所で、異性と会っているのは気持ち悪い部分はあります。
異性と２人で会う時の対処法
「なぜ会う必要があるのか？」を明確にする必要もあります。
そして、やましい気持ちはないことを理解してもらうようにしてください。
本当は行ってほしくないと気持ちを伝えるのも良いでしょう。
ただし、伝えすぎてしまうと逆効果になる可能性がります。
ようはバランスよくとる事が重要です。
束縛しすぎても良い結果は生まれません。
逆に放置しすぎても、「自分の事を何も考えていないのか？」と勘違いされることもあります。
②手を繋いだりスキンシップをしない
多くの方は、異性とスキンシップをしたら浮気と判断します。
このラインを浮気と判断してしまう人は、スキンシップをとても重要視するタイプの人です。
自分自信の愛情表現も態度で示す事が多いでしょう。
異性とスキンシップをする時の対処法
あなたが、異性とスキンシップをとってしまう人なら、パートナーの為にも控えるようにしてください。
もちろん、キスをしたらアウトと考えた方が良いでしょう。
パートナーが異性とスキンシップをとる人の場合、手に触れるや肩に触れるくらいであれば見逃す方が、ケンカが無いでしょう。
それが、手を繋ぐや、キスをしたという事であれば、「浮気」と判断してもおかしくはありません。
この場合は「ダメ」だとはっきり伝えておきましょう。
それでも辞めないパートナーであれば、あなたの事を軽く見ている可能性があります。
③セックスをしたら一発アウト
キスや体に触れる行為は、挨拶程度と判断する一見理解がありそうなタイプの人もセックスだけは浮気とみなす傾向があります。
これは、あなたが「浮気じゃない」と言い張ってもパートナーは聞き入れてくれないでしょう。
反対に、パートナーが異性とセックスをするような人であれば、これも浮気確定だと考えられます。
④気持ちが動いたらダメ
本来の浮気というものは、心の問題だと考える人もいます。
例え、セックスをしても、気持ちが無いのであれば、それは浮気ではないと考えるタイプです。
このラインを浮気と考える人は、賢く何事にも冷静で、割り切りの早い性格の人だと判断できます。
相手の浮気が発覚しても、心さえ動いていなければ、またやり直せると気持ちのおおらかな人かもしれません。
浮気の定義を夫婦で相談しましょう！
上記のように、浮気の定義にはそれぞれ個人差があります。
ですので、一度夫婦お互いに話し合う必要があるのです。
「何をしたらダメなのか？」
「何をしたらパートナーが悲しむのか？」
「もし、浮気をしたらどうするのか？」
など、ある程度決めておいた方が、抑止力にもなりますし、自分の判断基準も明確になります。
また、自分の考え方を相手に知ってもらい、相手の考え方を知っておくことで、より一層仲良くなれるきっかけにもなるのです。
「旦那が浮気している？」できるだけ慰謝料ぶんどってやる方法！
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